
色々な職場にお世話になってきましたが、一番長く勤めたお店が六本木にあったMagicBar「ISSEY」です。※途中、「MagicTokyo O」と名前を変えました。
2008年から約8年間お世話になりました。
今から振り返っても入店した当時、非常に秀逸な出演者が揃っていた店舗でした。
当時の出演者達は2025年現在になった今でも、マジックのTV番組で審査員席に座ったり、大道芸界から高い評価を受けたり、東京のマジックの中心地といっても過言ではない店舗の店長をしていたりと、活躍しています。
店のオーナーは、母体となる「ものまねエンターテイメントハウスSTAR」の専務にあたる人物で、マジシャンではなかったのですが、ステージショーについては強い拘りのある人でした。シビアな要求と、それに応えようと皆が切磋琢磨することで、他の店舗では作れないクオリティのショーが出来ていたのだと思います。
席数はカウンターを含めて20数席程度でしたが、オープニングから10羽を超える数の銀鳩が出現し、タイハクオウムが客席を飛んで戻り、終盤にはイリュージョンまで行われるというダイナミックなショーが、かなりの至近距離で行われていました。
テーブルマジックも行われていましたが、個々の実力は当時、他のマジックバーの追随を許さないレベルであったと思います。
書けばキリがないのでこのくらいにしておきますが、非常に鍛えられたお店でした。入店当初は、他の出演者のレベルにまるでついて行けず、苦労したものです。この店舗なくして、今の自分は無かったでしょう。
残念ながら現在は既に閉店してしまっていますが、このままお店の名が消えるのは寂しいので、ここに覚書として書いておきます。
写真の掲載許可や店の推移など、調査等ができれば、結果をここに随時更新していこうと思います。
最初に掲載されているのは、2016年5月15日、私が卒業する時の写真です。皆多忙な人物ばかりだったので、こういった送別会を行ってもらえたのは誇らしく、自慢に思っています。
2025年4月17日 横山俊之介